Blog向けお問い合わせフォームの設定方法

1. 目的

訪問者からの質問や意見、フィードバックを受け取る為にお問い合わせフォームを設定します。
GDPR準拠やGoogle AdSense等の審査にも重要な機能です。

2. お問い合わせフォームとは

お問い合わせフォームは、ウェブサイト上で訪問者が簡単に連絡を取ることができるインターフェイスです。通常、以下の要素を含みます:

  • 名前
  • メールアドレス
  • メッセージ内容
  • (場合によっては)選択式の質問項目

GDPRに準拠する場合、フォーム内で以下の対応が必要です:

  • 明確なデータ収集目的の説明
  • Privacy Policy同意チェックボックス
  • データ保存期間の管理

3. おすすめのWordPresプラグイン

お問い合わせフォーム用のおすすめのWordPressプラグインは[Contact Form 7]です。

このプラグインの特徴

  • 無料で広く利用されている
  • 軽量である
  • 必要に応じてGDPR対応の拡張機能を追加可能
  • シンプルな使い勝手でカスタマイズも柔軟

4. お問い合わせフォーム作成方法

1. Contact Form 7プラグインのインストールと有効化

WordPress管理画面の左カラムから
[プラグイン]→[新規プラグインを追加]→[プラグインの検索]

で”Contact Form 7”を検索して有効化まで行います。
[今すぐインストール]→[有効化]

2. お問い合わせフォームの型作成

WordPressの左のメニューに[お問い合わせ]という項目が追加されるので

[お問い合わせ]→[新規追加]をクリック

テンプレートを活用して進めます。
まずは[フォーム]のタブについて

  • <label>の次の文字:入力欄の上に表示されユーザーに何を入力するべきかの説明
  • autocomplete:の次の文字:入力欄に何も入力されていない状態だと表示されるサンプル文字
  • GDPR準拠のためPrivacy Policyの同意チェックボックスを追加
    (このチェックボックスにチェックがないと送信できない)

その他補足(説明)

  • textやemail、textarea:フィールドタイプを意味するショートコード
    (text 単一行テキスト、email Eメールアドレス形式、textarea 複数行のテキスト)
  • *:必須フィールド設定にできます。
  • your-name:フィールドの識別子/変数名(入力された文字はこの変数格納される。任意に決められる)
  • [submit “送信”]:フォーム送信ボタンを作成 ” ”の中はボタンのラベル(表示される文字列)

次に[メール]のタブについて

  • 送信先:任意に設定可能。[_site_admin_email]はWordPressの管理ページで設定済のアドレス
  • 送信元:任意に選択可能。@の前をinfoなどにするとわかりやすいです。メールアドレスをサーバー側で作成していなくても使用可能。ただしその場合、返信しても受け取れません。
  • 題名:メールの件名
  • 追加ヘッダー:返信する際はユーザーのメールアドレスのためここに記載
  • メッセージ本文:誰から、どのような内容のメールが来たかを記述
    (フォームで設定したした変数を用いて表示させている)
  • メール(2)を使用:受付完了メールをユーザーに送付したい場合はチェックを入れ設定
    その場合スパムメール対策にreCAPTCHAを有効にすることをお勧めします。

3. お問い合わせフォームのページ作成

固定ページの新規作成を行い[お問い合わせ]のページを作ります。

左上の[+]ボタンをクリックし[Contact From 7]を選択
[ブロック]→[ウイジェット]→[Contact From 7]

コンタクトフォームを選択から先ほど作った型を選択

代表的なフィールドタイプのショートコード

入力

  1. [text]
    単一行テキスト入力フィールド
  2. [textarea]
    複数行テキスト入力フィールド
  3. [email]
    メールアドレス入力フィールド
  4. [url]
    URL入力フィールド
  5. [tel]
    電話番号入力フィールド

選択肢(リスト)

  1. [select]
    ドロップダウンリスト(選択式)
  2. [checkbox]
    チェックボックスフィールド
  3. [radio]
    ラジオボタンフィールド

選択肢の追加方法はスペースで追加していくだけです。
 例:[radio your-choice “Option 1” “Option 2”]

日付・時間

  1. 2025/09/10
    日付選択フィールド
  2. [number]
    数値入力フィールド
  3. [range]
    範囲指定スライダー。

数値の範囲指定は最小値:min:、最大値例:max:として記述できます。
 例:[range your-range min:1 max:100]

その他:静的フィールド

  1. [file]
    ファイルアップロードフィールド
  2. [acceptance]
    チェックボックスで同意確認ができるフィールド
  3. [hidden]
    ユーザーに見えない隠しフィールド(データの受け渡し用)
    例: [hidden user-id “12345”]
  4. [submit]
    フォームの送信ボタン

動的フィールド

  1. [quiz]
    クイズ問題フィールド(スパム対策用)。
    例: [quiz quiz-1 “1+1=?|2”]
  2. [reCAPTCHA]
    Google reCAPTCHAを挿入。
  3. [dynamictext]
    動的テキストフィールド(ページURLなどを自動挿入)。
    例: [dynamictext page-url “CF7_get_post_var key=’url'”]
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